社会福祉法人立正福祉会 理事長 三田村鳳治社会福祉法人 「立正福祉会」 とは昭和56年、青少年が引き起こす問題が多発し、青少年の非行問題が戦後第2次のピークを迎えているとされました。家庭や学校、とりわけ、地域社会の青少年に対する教育力が減退が指摘され、次の時代を託すべき若者をどう育てるべきかが真剣に問われました。 日蓮宗教師の中でもこの問題が協議され、それが、「立正福祉会」の結成につながりました。「立正安国」を宗是とする我が日蓮宗は、この難しく時間のかかる難問にどのように対処するかという問題意識の下に、初代立正福祉会理事長故加賀美日聡猊下の発議によって結成されました。宗祖第七百遠忌御正当の聖年のことです。本会は日本宗教界唯一の民間相談事業団体を内容とする社会福祉法人としてその設立が認可されました。 家庭児童相談所とはこの立正福祉会の理念を具体化するための一つの項目として、昭和61年、寺院において家庭問題と青少年問題の相談に応じようという意見にまとまりました。初期の「家庭児童相談室」はこのような経過の後に設置されました。 日蓮宗の各管区には「社会教化事業協会」があり、この組織が母体となって、有志が集められ、「家庭児童相談室」が続々と誕生していきました。 全国家庭児童相談室連絡協議会とはその後、この運動の輪は全国に広がりました。そして、同63年に至り、情報の相互交換や相談員の知識や技術の向上を目的とした全国組織として「全国家庭児童相談室連絡協議会(*略称「連協」)」が結成されました。 現在、家庭児童相談室の活動は、この連協の組織が推進役となって進められています。 「連協」は、過去19年にわたって、全国の相談員に対しての研修会を開催しています。 青少年の問題は、時代の変化とともに、その現れ方がどんどん変化していきます。かつて、暴走族や校内暴力として現れていたものが、いじめや家庭内暴力に移り変わり、現在では、不登校・引きこもり、自殺、そして、宗教入信によるトラブルなどという形に移り変わっています。 我々は刻々変化するこどもたちの問題行動に対応して行かなければなりません。その意味で、毎年の研修会を通じての研修は大変重要なものとなっています。 カウンセリングの基礎や具体的な応対の仕方、法律的問題、精神医学的知識などにおいて、実効性の高い知識の供給と技術の向上に努めています。 公式ホームページ開設に当たってこうして、25年の四半世紀にわたって各地で地道な相談活動を展開して現在に至るわけですが、この間に青少年問題ならびに家族に関する諸問題はさらに深刻さを増す一方であることは周知の通りです。私たちは、以前よりの懸案でありました「全国家庭児童相談室公式ホームページ」の開設によって、一つには、全国各地の家庭児童相談室のさらなる連携強化に努めるとともに、高度情報化時代に相応しいインターネットによる相談事業を手がけることに致しました。これまで、家庭児童相談室が多様な問題に対処しながら蓄えて来た知識やスキルによるサービスをさらに多くの方々に施したいと存じます。どうぞ、ひとりで悩まないで、我々にご相談下さい。 「御仏の子を育てよう!」 我々総てが一致して掲げた理念です。 |

