立正福祉会 全国家庭児童相談室
相談事例集抄録

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嫁の夜遊びが原因で夫婦が危機に陥るのではないか

(1)主訴

(相談者:義母)息子が仕事上1日おきの24時間勤務であるために、家庭を不在にする夜がある。嫁は二年ほど前に地元のスポーツ同好会に入ったが、男性を含む同好会の仲間との付き合いが次第に多くなり、嫁が夫の不在の夜に、しばしば帰宅が深夜に及ぶようになった。飲食、カラオケ、お茶会などをしているらしい。そのことが、他の男性との不倫などの困った問題に至らないだろうかと心配していたところ、それに近い噂を聞いた。どうしたらよいだろうか、という相談。

(2)家族構成

義父 定年退職  義母/相談者 家事  夫 地方公務員
本人 パート   長女 小学校2年生  長男 幼稚園年長

(3)相談に至る経路

隣人から、家庭児童相談室のことを聞き、その隣人の紹介で来所。相談者は義母。

(4)家庭の状況(生育歴・人間関係など)

〈略〉

(5)相談経過

□相談は初回の一回のみ
□結果に関する報告は2ヶ月後

(6)指導・経過

事案の経過説明を聞き、相談員として相談者と以下のやりとりを行った。ここでは、そのやりとりの核心となる部分だけを記す。

相談員:『なぜ、お嫁さんがこんなことになったと思いますか?』
祖母 :「スポーツ同好会に入会したからだと考えています」
相談員:『なぜ、お嫁さんはその同好会に入会したと思いますか?』
祖母 :「息子が夜不在のことが多いために、時間を持て余していたからではないかと思います」
相談員:『どうして、時間を持て余しているのでしょう?』
祖母 :「私が炊事、洗濯、掃除、孫の世話などをしていたけどそれがいけないのでしょうか?」
相談員:『その通り、彼女は嫁として仕事がない。若夫婦の世界に干渉してはダメ。』

以後、老夫婦は、若夫婦のやることについてあまり干渉せず、若夫婦から頼まれたことだけをするようになった。家事の仕事は嫁に任せ、パートに出ている時だけ、家事をするようになった。若夫婦も仲を取り戻し、子どもと共にドライブに行くことが多くなり、平常の生活が戻ったようである。   

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