立正福祉会 全国家庭児童相談室
相談事例集抄録

トップページ > 相談事例集抄録 > 立ち退きになかなか応じない独居老人に関する相談

立ち退きになかなか応じない独居老人に関する相談

(1)主訴

70歳前半の*女性は、ある企業が所有していた別荘の留守番であるが、企業の事情が変わって持ち主が変わり、その結果、退去を要求された。しかし、本人はその立ち退き要求に応じないという。今後の*さんの問題にどのように対処したらよいか、という相談。

(2)家族構成

本人(70歳前半)女性

(3)紹介経路

別荘のある近所に住み、*さんとも面識がある檀家の女性が、寺の看板を見て来所。

(4)家庭の状況(生育歴・人間関係など)

退去の要求を受けているが、本人は単身者なので行くところがないという。相談者の女性が*さんのことを心配して、町の「心配ごと相談室」や町役場へも相談した結果、老人ホーム入居を勧められた。そのことを本人に伝えたが拒否。

(5)相談経過

□初回のみの相談

(6)指導・経過

とにかく、誠意をもってよく説明することが第一であり、現在の老人ホームの現状について、よくその内容を話してあげることが必要であると指導した。

以下、その話した内容。
「やはり老人ホームが一番よいのではないかと言うべきです。老人ホームも昔の『養老院』と言われていた頃と違い、生活の中味でも相当自由に出来るようになっており、一般養護老人ホームと特別養護老人ホームに別れている。この他、最近では企業として老人の介護付きマンションもあるはずと告げ、老人ホームを直接見学させてみたらどうか」
入居に必要な事務上の書類などのお世話をすることを約束したり、実際に見学に連れて行くなどの丁寧な対応が必要であることを強調した。

〔結果〕

半年後、地方公共団体の福祉課の担当者から、本人が公立の老人ホームに入所したと報告があった。

立正福祉会トップページお問い合わせページ上へ▲