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心中を考えて旅に出た母と子
(1)主訴
内縁の夫は現在服役中。母子とも今後どのように生きていったらよいかに悩み、親子心中も考えて旅行に来て、ふとお寺の看板を見て立ち寄ったという。数回、相談に応じてその都度交通費を支給し、ホテルへの就職あっせんをし、生活保護申請の方法を教えるなどして、親子心中は思い止まらせた。
(2)家族構成
内縁の夫 服役中 本人 娘
(3)紹介経路
《略》
(4)家庭の状況(生育歴・人間関係など)
《略》
(5)相談経過
□相談期間 約半年
□相談回数 初回は面談。2・3・4回と合計4回面談 その間、電話での相談は3回
(6)指導・経過
【初回】
妻子のある男性と数年前に内縁関係になり、妊娠し女児を出産した。この男性からは将来正式な婚姻関係に至る約束をとりつけていたが、その男性は仕事上の問題から犯罪を犯して有罪となり服役中。自分は手に職もなく、子ども連れでは働けず生活にも困ってきたので、心中しようと思って旅に出たところ、たまたま、家庭児童相談室室の看板が目にとまり、訪問した、という。この時点では、「生活保護」について、その仕組みと内容、申請の方法について詳しく教えた。
【第2回】
子どもを連れて2人で来所。「前回の指導通り、生活扶助の申請をすませた」と報告あり。しかし、「自分としては何とか働きたい」と言うので、託児施設を持つ某企業を紹介。社長宛の紹介文を持たせる。
【第3回】
母子2人で来談。斡旋した就職先は「自信が持てなくて辞めました」と言う。内縁の夫が出所までの期間、公的扶助の生活保護だけで暮らすことを勧める。
【第4回】
母子共に来談。現住所で、生活保護を受けられるようになったことを報告。また、「内縁の夫の出所時の引受人として頑張るつもりです」と言う。子どものためにも強く生き抜きなさいと激励する。
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