立正福祉会 全国家庭児童相談室
相談事例集抄録

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盗癖 小学六年生男子

(1)主訴

息子(小5)の盗癖で困っているという。父親が再婚してから盗癖が始まる。祖父の元に預けられて通学していたが、盗癖は改まらない。

(2)家族構成

父親 会社員 母親 本人(11歳) 弟(8歳)

(3)相談経路

記載なし

(4)家庭の状況(生育歴・人間関係など)

明るくいところがあるが、反面、寂しがりのところも伺える。預かっている祖父母は孫に対して甘いところがあるように思えた。

(5)相談経過

□相談期間7ヶ月・継続中

【初回】
父親、祖母、本人が来談。当寺で預かることになり、集団生活に慣れさせるため、まずは2週間の欠席届を学校に提出させる。

以下は以後の経過報告。

● 寺内で盗難事件。被害額5000円。犯人は本人であることは明白であるが、本人に問いつめても否定するばかりである。学校を休ませ、唱題行と説示を行なう。

● 寺のキャンプがあり、明るく過ごしていたが、周りからあまり好かれていない様子。

● また盗癖が始まる。盗んだ金は友達の気を引くために使っている。部活もウソをついて休み、遊んで帰ることが多くなる。21日間の唱題行。

● 父が離婚した母のもとに、本人と仲が良かった数歳上の姉がいるが、この姉と久しぶりの再会。定期的に面会するようにさせる。これが解決に大きな力となったものと思われる。

● 心の状態が安定するとともに、盗癖は解消した。しかし、これまでのことで周囲からの信頼が得られない状態が続くことが危惧される。この信頼を回復するために懸命に努力するように指導。

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