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境界線児の就学
(1)主訴
対人関係はよいが言語面の発達が遅れている。排泄面においても遅れが見られる。やや多動もあり、集中力にも欠ける。地元の小学校に就学させたいということの相談。
(2)家族構成
父親 会社員 母親 専業主婦 姉(10歳)小学生 本人(5歳)男児
(3)相談経路
心身障害乳幼児施設より紹介。
(4)家庭状況(発育歴・人間関係など)
出産時:体重****g
乳幼児期:初歩1.7歳
3ヶ月検診で発達の遅れを指摘。
○現在の様子
歩行:坂道の下りなども歩けるが不安定 手の動き:はさみの使用は出来る
生活習慣:集中力に欠ける。箸の使用は不完全。年令の低い子が好き。背が伸びない。
(5)相談経過
□相談期間8ヶ月
□相談回数 5回
【初回】
母親が来談。言葉は「パパ」「かあちゃん」など出てきた。運動機能も伸びてきている。友達の中にも入れるようになった。排泄面では1人で行かず、行きたいことも伝えず、我慢したりする。相談員として、言語障害学級への通学、就学にそなえて排泄の自立のために慣れない所では少し付き添ってあげることを指導する。母親は「地元の学校で一日入学に連れて行った方がよいか?」と質問。指導として「連れて行くことが大切。学校側で個別観察してくれるはずなので、安心して一日入学に参加すること」と伝える。
【第2回】
母親より電話。一日入学に連れて行き、特殊学級の先生が遊んでくれたこと、今までの様子を先生に話したとの報告。
【第3回】
地元小学校校長に会い、親の意向をもとに検討。
- 学校側としては、就学指導委員会を大切に考える。
- 子どもの様子からして、養護学校を勧めたい。
- 特殊学級も重度化しており、身辺自立面の指導が徹底できない。
- 将来のことを考えて、養護学校の方が自立に向けての個別指導ができる体制にある。
以上が、地元学校側の意向。
【第4回】
就学について家庭訪問。地元小学校校長の意向を報告。学校、こどもの事情を考慮して、養護学校へ行くことを勧める。父母は相当の迷いがあったが、養護学校への就学を決定。
【第5回】
*養護学校に入学。相談員は母親と一緒に入学式に参列。幾分、まわりに気を遣っているようであったが、相談員の姿を見てほっとした様子。今後の見守りが肝要と思う。
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